【開催レポ】4/25 ナチュラルクリーニング講座<入門・掃除編>

テレビ・雑誌など数多くのメディアに取り上げられている大人気ナチュラルクリーニング講師 本橋ひろえ先生を東京からお招きして講座を開催しました。

ナチュラルクリーニングとは合成洗剤を使わずにお掃除やお洗濯を行う手法のこと。でも「合成洗剤は危険だから地球に優しいからナチュラル洗剤を使いますよ〜」という、ゆるい説明は一切ありません。

北里大学で化学を専攻し合成洗剤会社で洗剤を作っていたひろえ先生は本物のリケジョ。理論とエビデンス(根拠)を元にお掃除は化学で、お洗濯は数学で語ります(もちろんわかりやすく)。

最初は私たちが普段使っている洗剤についてエコだと思ったら大きな勘違い

  • 化粧品は裏ラベルに全成分表示の記載義務があるが、洗剤にはそれがなく微量なものや表示上 都合が悪いものは未記載 ⇒ 有害なものが含まれていても消費者にはわからない
  • 用途別に様々な洗剤が販売されているものの、成分はほとんど同じ。違いはボトル色(赤ちゃん用はピンク、台所用はグリーンなど)と香料で区別 ⇒ 用途別に揃えても意味なし
  • エコを意識した洗剤(「数滴で汚れがよく落ちる」など)は、汚れを分解するため強力な成分が入っている。洗剤が強いと汚れだけでなく手肌の皮脂も奪うため、洗剤メーカーは保湿成分入りの洗剤を開発・販売するが、逆に保湿成分が食器に残るためすすぎにくい(=大量に水が必要)
  • 大学時代 ビーカーや試験管を台所用洗剤で洗っていたが、泡が消えてから真水で15回以上 洗わなければ実験データに支障があった。それだけ洗剤成分は食器に残留する。
  • このような洗剤は洗剤一滴に対して、25mプール1台分の水を使わないと元の水質には戻らず、私たちはこのような(有害な)洗剤を年間で一人平均1本食べていると言われている。
  • ナチュラルな洗材は万が一、口に入っても大丈夫なため多少のすすぎ残しがあっても大丈夫。

これらのことから安全な洗剤を使うことは安心・安全・地球に優しいというだけでなくお掃除に手間がかからないことを知ります。

家の中にある汚れを成分とpHでわかりやすく解説汚れの正体を知ることが簡単お掃除の近道

「酸性・中性・アルカリ性」・・・理科の時間を思い出しますが、実は家の中の汚れはほとんど酸性とアルカリ性だと教わります。酸性は人間の体から出る皮脂汚れ、アルカリ性は水垢や石鹸カスなどの汚れ。

これら汚れに対し反対の成分(酸性にはアルカリ性、アルカリ性には酸性)をぶつけ「中和」された時に汚れは落ちるということを学びます。掃除というものを漠然と考えていたこと、掃除は理論だと気づかされ目から鱗が落ちる瞬間。

例えば、

  • 床:人やペットが歩いたことで汚れる⇒酸性汚れ
  • コンロ周辺:油を多く使う⇒酸性汚れ
  • 窓:手垢汚れ⇒酸性汚れ
  • 洗面所・キッチン:水を多く使う場所⇒アルカリ汚れ など

汚れを見極めたら反対の成分をぶつければ良いので、用途別の洗剤が更に不要になるのです。アルカリ性と酸性の洗剤があれば十分。

そして汚れが時間と共にどのように変化するのか。例えばこの季節から悩ましくなる「カビ」。カビが発生しやすい浴室の汚れは「人間の皮脂汚れ」「シャンプーなどの石鹸カス」。湿度と温度の上昇によってこれら汚れを栄養源にカビの元は繁殖します。

繁殖したカビは胞子となって空中を飛び回ります。浴室にカビが発生した場合、浴室のドアを開けたらその胞子は洗面所に、洗面所から部屋中に飛び散るのだそうです・・。そしてカビは一度ついたらもう最後。完全に除去することはほぼ不可能なんだそうです。

私自身はこの「汚れの正体を見極め方を知る」ことに本橋ひろえ先生から学ぶ意義があるのだと考えています。

部屋別・洗材別のお掃除方法を学ぶカンタン楽チン且つ効果的なため今すぐやりたくなる

ひろえ先生は洗剤のことを「洗」と言い表します。理由は重曹やクエン酸など「食材」で十分お掃除ができるから。

重曹やクエン酸がお掃除に活用できることは認知され、ドラッグストアの掃除コーナーにも目につく場所に並ぶようになりましたが、正しい使い方を知らない人がいるのも事実

例えば、

  • 重曹を脱臭剤として粉のまま靴箱や冷蔵庫に入れるなど・・。靴の汚れも冷蔵庫の悪臭も人や食物(=酸性)から発生しているのでアルカリ性である重曹を使うことは間違っていませんが、重曹は水に溶けることによってアルカリ性になるので、粉のままでは意味がない
  • 最近 大人気のセスキ炭酸ソーダは、アルカリ性が強く素手で使っていけないこと(手荒れする)や二度拭きが必要  など。

汚れだけでなく洗材の正体についても理論的にわかりやしく教えてもらえます。ひろえ先生の講座は、方法だけでなく、その理由(お掃除の基礎理論)を学ぶのでどの箇所にどの洗材を使えば良いか。自分で応用できるのも特徴。

受講中に家の汚れを思い浮かべ「あそこは重曹かなぁ。あの場所はクエン酸かなぁ」とイメージしますね。この講座では帰宅後 すぐ掃除できるようにお土産セット(重曹・クエン酸・アルコールスプレー・過炭酸ナトリウム)がついてます。

お掃除をカンタンにするコツを知る⇒ 大そうじ不要なくらい家が綺麗に保てるようになる

実はひろえ先生は大のお掃除嫌い。掃除嫌いな人だからこそカンタンに素早く、そして効果的にできるお掃除方法を教えてくださいます。数例を以下にご紹介。

  • 「掃除にかかる時間を測る」:掃除に必要な時間が漠然としているから掃除する気になれない。実際に時間を測れば一箇所あたりそれほど時間がかからないことがわかる→短時間でできることを知れば、隙間時間を使って掃除するようになる→ 家が綺麗に保てる
  • 「雑巾は大量に使う」:1枚の雑巾を「拭いて絞って」を繰り返すから嫌になる。床拭きなどは最初から10-20枚の雑巾を使えば、繰り返し作業は不要になる
  • 「掃除に適した時期は『今』」:年末は水を触ると冷たいし外も寒い。換気扇などの油汚れは固まっているので本来は掃除に適していない季節。夏場は汗をかくので動くのが億劫。それに対して初夏は水を触っても冷たくなく、暑くもない。油汚れも取りやすい。また、これから夏にかけてカビが繁殖しやすい時期なので、今の時期にカビの住処をなくしておくことが重要。

掃除や洗濯に約2万円のお金を払って学ぶのか!?と思われる方も多いと聞きます。でも講座を聴けばその理由に納得。効果を感じて更に納得。お掃除やお洗濯が楽になった!いつも家が綺麗!効果がバツグン!というご感想が多い講座です。

次回名古屋講座は7月8日(日) 肥田さゆりさん主催で開催されます。