外傷性とはいえ、五十肩向けの手術でした

昨年11月に右肩脱臼後、肩が上がらなくなってしまいました。通常 脱臼は痛みがなくなれば肩は上がるようになるはず・・なのに。

半年間 週1のリハビリを続けましたが、肩が上がる見込みがなかったので今回 手術を受けました。

  • 病名:右肩外傷性関節拘縮
  • 手術名:鏡視下肩関節授動術

この手術は一般的に「五十肩」向け。ちょうど今回の入院・手術前に主治医の先生がNHKに出演し、五十肩の症状・対応についてわかりやすく解説していましたので、自分の備忘録がてら五十肩にお悩みの方への参考になればとブログに記録します。

【五十肩とは?】

・正しくは「肩関節周囲炎」。英語では「Frozen Shoulder(凍結肩)」。上腕骨を肩甲骨をつなぐ肩の『関節包』が組織の老化や日常生活による傷が原因で痛みを発症し、その後 縮んで厚くなり固まってしまうこと

・名称は五十肩だが、年齢は関係なく30代、60代以降で発症する人も。
・関節包が固まってしまうとシャツの袖を縫い縮められた状態のようになり肩が上がらなくなる。今回 私のケースでは脱臼という外傷により関節包が破け、上記症状を発症。

【五十肩の治療】急性期、慢性期、回復期に分けられる。

<急性期(発症から2週間)>

・痛みを和らげることが第一(無理に動かさない)。人は痛みがあると体は痛みを避けようと防御しようとする。無理して動かそうとすると逆に痛みに敏感に反応するような状態を作ってしまい逆に回復を妨げることがあるため。
・リハビリは痛みで緊張している周囲の筋肉をほぐすだけに留める→この過程が大事。

<慢性期・回復期(〜6ヶ月)>

・痛みが取れたところでリハビリ。ヒアルロン酸注射で関節包を膨らませ破いたりする(→この注射はかなり激痛)
・それでも不十分な場合は「エコーガイド神経ブロック下徒手授動術」を実施→ 肩の神経に麻酔をし、医師が患者の腕を動かすことで関節包を破く(破いた関節包は再生(人体の不思議))
・この徒手授動術は骨粗しょう症の人は骨折のリスクがあるため適用不可。

<それでも回復しない場合>

・鏡視下肩関節授動術(テレビでは関節包切離術と説明)という手術を行う→今回 受けた手術

【鏡視下肩関節授動術とは?】

・内視鏡で医師が関節包を直接見て、電気メスで硬くなった関節包を切離する手術。
・手術は1時間程度。全身麻酔を適用。

・関節包は切っても再生するが再び癒着をする可能性が高いため、手術翌日からリハビリ開始(何よりも術後のリハビリが重要)。

・入院は10日から2週間。治療費は高額療養制度の適用が可能。
・術後1ヶ月で日常生活が送れるようになり、早い人なら3〜4ヶ月にはスポーツができるまで回復。
・今回の私の場合は、脱臼を伴っているため内視鏡で直接 見ながら切った方が良いとの主治医の判断と何より私がブロック麻酔とはいえ意識がある中で動かされることを異常に怖がったため、全身麻酔下での手術を選択)

四十肩・五十肩というと無理やり動かしてなんとかしようとすることが多いそうですが、返ってそれが更に症状を悪化させてしまう要因にもなるのだとか。。。

健康の自己判断って中々 難しいものがありますね。