GDPとお父さんの年収



GDPとは国内総生産のこと。学校ではGNP(国民総生産)と習いましたが、集計方法の変更に伴い、現在はGDPが使われいます。


国民総生産と言われても・・・ですよねぇ。簡単に説明したら、日本を一つの会社に例えた場合の「稼ぐ力」でしょうか。一家に例えるとお父さんの稼ぎ(年収)ですかね。

この稼ぐ力の大きさが「経済大国」ランキングとして表されます。日本は現在 経済大国第3位です。中国に追い抜かれ3位に転落。1位は言わずもがな米国です。

そのGDPが本日発表されました。GDPは毎年2,5,8,11月の年4回、東京株式・債券市場が開く直前の8:50に内閣府より発表されます。発表される数値は「GDP成長率」。経済がどれだけ伸びたか/落ちたかがわかります。

2018年7-9月 GDP成長率(年率)は、全体でマイナス1.2%。台風や地震など大きな災害が続いたことが経済成長を押し下げたという評価でした。海外からの観光客減少でホテルなど観光地が打撃を受けたりしているのも反映されています。

全体だけでなく内訳も大切。私たちが国内でモノやサービスを買ったりすることで生産活動が行われる「内需(国内の需要)」と外国向けに販売するための生産活動「外需(海外の需要)」の動向を見ます。

日本経済は、国内の景気が長く低迷(=内需低迷)し続けている一方、海外の景気が良いことから自動車や精密機器などを生産・輸出することで、経済を保つという構造が長く続いているからです。

今回のGDPでは、内需はマイナス0.2%、外需もマイナス0.1%。内需は全体の理由にもあった自然災害が主な理由ですが、外需のマイナス成長は、これまで好調だった世界経済に陰りが見えてきたことを示します。日本国内の景気が上向かず海外(外需)頼みだった日本経済にとってはマズい状況。

GDPを受けて金融市場(株式・為替・債券)はどう反応したか?実は、GDPでは市場はあまり反応しません。経済指標の中でもGDPは「遅行指標」という部類に入るためです。日本の経済構造「内需低迷・外需頼み」に変化が見られないので「まあ、今更教えてもらわんでも、わかっとるわ」という感じですね。構造変化が見られたら注目度が上がると思います。

家庭に例えると、お父さんの収入に大きな変化がないから普段は「ふーん」と無関心だけど、お父さんが副業を始めたら「何始めたの?」「どれだけ儲かってるの?」と妻・子供が興味を持つ感じ。

注目度が低いとはいえ、日本経済全体がよくわかる重要な指標です。日本だけでなく主要国の経済構造を知っておくと世界経済を見るのに役立ちます。

☆お金と経済の仕組み基礎講座・初めての投資入門☆

<大阪>128(
<名古屋>1214()